化学研究所原子核科学の加速器研究グループでは,イオン及び電子加速器の開発に携わっており、
「荷電粒子と電磁場の相互作用・荷電粒子ビームの物理」の研究を進めています。
この課題演習では、こうした原子核および素粒子の実験研究の最先端の研究手段となる荷電粒子加速器について、
実際の機器の設計、製作とそれを使った加速実験を通して学んでいきます。
実験ではその手軽さから電子の加速を行います。
電子は軽いため、イオンなどと比べて早めに相対論の効果が観測にかかってきますので、
加速エネルギーと、運動量の比較により相対論効果を直接見ることが可能でしょう。
野田 章、岩下 芳久、藤原 義和
1.ゼミナール
2.コンピュータによる設計,シミュレーション
3.加速空洞の特性測定
4.ビーム加速実験
電子ビームを加速空洞で加速し、その加速されたビームの測定をおこなう。 この実験に用いる加速器は、共振周波数が144MHzの円筒型共振空洞である。 共振空洞の内部構造は、下の模式図に示すように、円筒状で、その中心導体の先に約 1cmの加速ギャップがある。 このギャップの直前にカソードを設置されており、そこで発生した熱電子を、加速ギャップで加速する。 共振空洞の下流にはいくつかのビームモニターがあり、電子ビームのエネルギーや電流値を測定する。 また、実験装置の電子の走る領域はイオンポンプによって高真空に保たれている。
実験施設 - イオン線形加速器実験棟
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